世界のタバコの種類について

世界には紙巻タバコだけでなく、さまざまな種類のタバコが存在しています。
近年になって日本の首都圏で見られるようになったのが、水タバコです。
これは紙巻タバコのフィルター部分を水を使って行う仕組みの喫煙方法です。
水タバコ専用のパイプで喫煙する時に、煙は一度水の空間を通って冷やされてから身体に入ります。
日中に暑いインドや中東などで使用されていましたが、日本でも若者層に認知されるようになり、甘いフレーバーが付けられた水タバコは普段喫煙しない人々にも人気となっています。

噛みタバコは刻んだタバコの葉を含んだ混合物を直に口に含んで、その風味を楽しむものです。
最も古いタバコの喫煙方法といわれ、鉱山や森林・船倉など火気厳禁の場所で用いられてきました。
タバコの葉と石灰などを一緒に口に含んで、唾液は飲み込まずに吐き出します。
唾液を飲み込んでしまうと急性ニコチン中毒を起こす危険があります。
理由としてはニコチンが唾液に溶け出した状態のために、身体に吸収されるのが早く中毒症状も重くなるからです。
噛みタバコには石灰のほかにハーブなどの素材を混ぜ込んだものや、子供用に甘味料や香料を多く含んでいるものなどもあります。

嗅ぎタバコは火を着けずに、粉末状にしたタバコの葉を鼻に指でこすりつけて香りを楽しむものです。
別名をスナッフといい、爽快感などを満喫するための方法となります。
日本でも300円代から600円ほどで販売されています。

パイプタバコはプラセイヤやトウモロコシの軸・セピオライトなどを加工したパイプに、刻んだタバコの葉を詰めて吸入します。
パイプタバコの詰め方にコツがあり、通気性の工夫が必要となります。
揉み解しておいたタバコの葉を3回から4回、はじめは柔らかく後はきつめにパイプの80%くらいを目安に詰め込みます。
詰めたタバコの葉は最後まで吸い尽くすことで、パイプのボウルの壁面に均一のカーボンが付着することができます。

最も体に害があるタバコはどれ?

タバコは百害あって一利なし、とことわざになるほど有害であることが知られています。
薬物に関する独立科学評議会において、ニコチンを含有する製品を多基準意思決定分析によって数値化した研究があります。
これによると紙巻タバコの有害性を100とした場合、パイプタバコが22・水タバコが14という数値になっています。
嗅ぎタバコは煙を吸い込むこともないのですが、口腔ガンのリスクを高める可能性があります。

特に急性ニコチン中毒の危険を孕んでいるのが、噛みタバコです。
ニコチンを含む有害な物質を口に入れて噛むことで、身体に吸収される比率は非常に高くなるためです。
唾液にはニコチンが溶け出しているため、吐き出しているつもりでも少量は消化器系に入り込んでしまいます。
アメリカのメジャーリーグでは噛みタバコを利用している選手が多く、唾液腺ガンや口腔ガンを発症する確率が高くなっていました。

タバコの危険を数値化した上で次に危険とされるのが、パイプタバコです。
タバコの葉にはペンキ除去剤や排気ガスなどに含まれる素材と同じアセトンやブタン・砒素・カドミウムなどが含まれています。
フレーバーなどで甘さや爽快感などを感じさせますが、健康のためには悪い物質ばかりです。

水タバコは水を通すことでニコチンを排除しているようにも思えますが、ニコチンは依存度の高い物質なのでヘロインやコカインなどといった薬物よりも危険とさえいわれています。
ファッションのように若者が喫煙することで、噛みタバコやパイプタバコよりも危険といえるかもしれません。
遊びのつもりでいたとしても、ニコチン依存症になってしまえば使用をやめることはとても難しくなります。
煙が少ない水タバコにも50種類以上の発がん性物質が含まれています。
安易に手を染めてしまうのはよくありません。